朝日カルチャーセンター

4/8の新宿朝日カルチャーセンター

いやはや、とってもバタバタしていてブログへの投稿ができていませんでした。申し訳ございません。

さて、月曜日は新宿で朝日カルチャーセンターがありました。始めての講座で「メンタルタフネス」です。二回の講座で、今回は導入。ふだんのロルフィングの講座の呼吸の部分を中心に行いました。

内容は以下です。

●武士の話
江戸時代、能は武士のためのものになっていた。

●堂入りの話

●和の呼吸の前に、まずは西洋的なアプローチを
体がガチガチでは腹式呼吸もできない。まずは体をゆるめることが大切。

●呼吸のメカニズムと背中に呼吸を入れる
胸郭の動きの話を(大貫さんが)し、それからペアで背中に呼吸が入っているかどうかを確認しました。

●腕ぶら
菱形筋をゆるめるための腕ブラです。前屈のような姿で気楽にブラブラ振っていると菱形筋がリラックスしてきます。
→このあと背中の呼吸をもう一度確認。

●小胸筋ワーク
仰向けになって小胸筋を緩めました。
1.小胸筋を押さえて腕を動かす
  受動的な動きを創出するために施術する人が腕を動かす
2.肩甲骨を下から支え、上からは小胸筋を押さえ、自分で腕を動かしてもらう
3.肩甲骨の下の手はそのままで、もうひとつの手で上から静かに押さえる。

●徳目の話
徳目はみな人間の「不自然」な感情だという話でした。だからこそ意味がある。

●コミと声の練習
お腹に「ん!」と力を込めます。

●とかくこの世は生きづらい話

★今日は横浜の朝日カルチャーセンター。いま近くのカフェでこれを書いています。

 安田

3月17日(月)の朝日カルチャーセンター>受講生の方へ

今日は新宿の朝日カルチャーセンター、ロルフィングの講座でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。そして、いつもながらお疲れ様でした。

今日は3回目。ロルフィングの第3セッション的な内容を中心に行ないました。またまた大貫さんにお手伝いいただいての講座です。

●最初に『易経』の艮(ゴン)の話をしました。もう少し詳しく書きますね。

艮の卦辞(これについては次回に説明します)に「その背に艮(とどま)りて、その身を獲(え)ず。その庭に行きて、その人を見ず」とあります。

心が止まるべきところ、すなわち背中にしっかりと止まっていれば、体が動いても、それで心が動き乱れることがない。すなわち身体はあってないような境地になれる。内に身体がないならば、外の世界に対しても心が動くことはない。朝廷のようなところに行って、貴人に会っても、そのような人はいないのと同じくらいの平常心でいられる。

・・なんて意味でしょうか(普通の注釈書とはかなり違う解釈ですが)。

この境地はともかく、まずは「背中にとどまる」、あるいは「背中で休む」という感じを得ていただくのが今日の目的でした。そのためにしたことは以下の通りです。

●菱形筋の話
 犬の菱形筋の話などもしました

●タッチの練習
 コーンスターチを使って行ないました。
 (1)Touch
 (2)Sink
 (3)Contact
 (4)Move
 ・・が、これがかなりかかって、ここまでで約1時間。

●前腕で練習
 筋膜へのタッチを練習しあいました

●菱形筋を受かって腕上げ
 腕を上げるのに菱形筋を意識するとどう違うかを体験

●腕ブラ
 菱形筋を伸ばす

●肩胛骨でいろいろ遊ぶ

●肩胛骨の内側に指を入れる

●背中で休む

●筋肉の記憶の話

・・でした。

いかがですか。覚えてましたか。

次回は大腰筋や腰方形筋にアプローチしたりして、かなりコクなります。お楽しみに&覚悟しておいでください。

 安田

講演の準備について

昨日のブログでは、本当はこちらを書くつもりだったのですが、続々入ってくるチベット暴動のニュースと、その反応の衝撃があまりに大きくて、思わず政治的な話になってしまいました。

      ◆◆◆◆◆◆

さて、土曜日は講演を頼まれて箱根まで行ってきました。聴いてくださった方は250名ほどで時間は1時間半。

講演とかワークショップとか授業とかは大好きです。ほとんど嗜癖と言っていいほど好きで、文章を書くよりはずっと(×8くらい)好きです。だから朝日カルチャーセンターとか学校の授業とか、あるいは今回のような講演とかは、終わるととても元気になります。

・・が、肉体的にはとっても疲れるので、帰ってからはバタンキューと眠ってしまいます。スポーツをした後の疲労感に似ています。その夜に原稿とかブログとかは全くできません。やるとしたら家に帰る前にどこかのカフェに寄ってやっていきます。

これは1時間半の講演でも、あるいは8時間でも同じくらいに疲れます。不思議です。

      ◆◆◆◆◆◆

でも、たまに講演で困るときがあります。

それは依頼してくださった方から、「どんな内容にするのか事前にちゃんと教えてほしい」とか、学校などでは「授業案を出してください」なんていわれたときです。まあ、気持ちとしてはわかるのですが、これは本当に困ってしまいます。

最初のころは真面目にそういうのを出して、しかもレジュメなんかも作って、それに従って講演なんかをしていたのですが、そうなると本当につまらない。聴いてくださる方も眠っている方がチラホラ・・。そこである時から、やはりこれは自分に向いていないと、ヤメにしました。

とはいえ何も出さないわけにはいかないので、かなりきっちりしたものを一応出し、主催者の方の顔は立て、そしてきっちりで安心させておいて、本番はそれを無視して(というか本番のころには完全に忘れている)やります。

事前準備はむろんします。だいたい演題というのが決まっているので、それを見て「こんなことを話そう」とか「こんなことをやろう」とかいうアイディアを、ひとつひとつポストイットに書いて、それをペタペタと情報カードに貼っていきます。

ここで「これを最初に話して、次にこれを」なんて、ちゃんと並べないことが大事です。適当に貼ります。

この作業も会場に向かう電車の中でやることがほとんどです。その方が霊感(!)が沸きます。

で、講演が始まると、最初の方に問いをいくつか聴いている方に投げかけます。これは1,000人くらいの会場でもやります。その応えによって、どんな風に話していくか、どのようなことを中心に話していくかが自然に決まってきます。

あ、ここで「応えがこういうのが多いから、こういう順番で話していこう」と「頭」で考えちゃダメです。こういうときに頭はすでにアガっているので、頭に任せると大体失敗します。自然に任せるというか、お腹とか脊髄とか、頭以外の感じに任せた方が(少なくとも僕は)うまくいきます。

あとは能の構成法である「序破急」になるように時計を気にしながら、話を組み立てていきます。むろん反応によって途中でも、どんどん変えていきます。もうほとんどジャズのセッションのようなつもりです。

この「序破急」のすごさはちょっとびっくりですが、この話はまた長くなるので、またいつか・・。

      ◆◆◆◆◆◆

話す内容を事前にちゃんと決めていってうまくいくのは、講演者がとっても有名な人の場合だけじゃないかな。とっても有名な人だと、聴衆は最初から「聴こう」と思っている。講演というよりもパンダを見にいくようなものなので、何をしても大丈夫。

それが僕のように有名じゃなく、かつ聴衆が200人とか1,000人とかになったりすると、聴いている方は「自分は大勢のひとりだ」と安心しているので、もう最初から「寝よう」と思ってくる。そこまででなくても「面白かったら聴いてやる」くらいのつもり。

だから、ちょっとでもスキを与えると眠られてしまう。むろん序破急の「破」の部分では眠さも大切なのですが、前述の通りそれはまた別の機会に。

というわけで絶対に作らないのはパワーポイントです。聴衆としての自分の経験からでも、パワーポイントを使った講演で、心から面白いと思ったのはひとつもない。まず、ちょっと暗くなるのでそれだけで眠くなります。しかも事前に書かれているものなのでライブ感がない。それとパワポがやけにひどい出来だったり、あるいは逆にやけに凝っていたりすると、これまたダメです。パワポに使われている感じ。

とはいえ、以前に3DCGの本なんかを書いたこともあり、CGをいじるのは好きなので、こういうのを作るのはどっちかというと好きです。だから友人のパワポ資料作成を手伝ったり、代わりに作ったりもしている(CGアニメを入れたりね)のですが、自分では絶対使いません。

友人に聞けば、パワポ資料を作って、それを印刷して配布する、というのが条件の講演もあるみたいで、そういう講演を引き受けたら大変ですね。

僕は絶対受けません!

      ◆◆◆◆◆◆

講演にしろ、授業にしろ、自分の知っていることを話すだけでは意味がないと思っています。自分ひとりっていうのは絶対たいしたことないでしょ。これはどんなにすごい人でもね。で、そこにはせっかくたくさんの人がいるわけですから、その人たちは自分と同じくらいにはすごい。だから、それだけ人が集まれば、そこで何か新しいことは生み出されるはずです。むろん、ひとりひとりの心の中で生まれているものもあって、それは見えないわけですが・・。でも、同様に自分の中にも何かが生まれているはず。

事前に決めたり、パワポを作ったりしたりということは、そういうことは起きないという前提になってしまう。それなら本を読んでもらった方がいい。

自分も会場にもポストイットとかメモとかを持っていって、途中で思いついたことはバシバシ、メモしてしまいます。で、それを元に話がぐわっと変わったりもします。

さて、土曜も面白いことを思いつきました。

・・が、それをここに書けるようになるには、まだまだ時間がかかります。

 安田

朝日カルチャーセンター:ロルフィング2回目>受講生の方向け

昨日は中学校で4時間授業があり、夜は朝日カルチャーセンター(新宿)でした。

さて、朝日カルチャーセンターは、ロルフィングの2回目。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。ひとつのワークがかなり深くなってしまい、多くのことができませんね。

「呼吸」の続きと「足」でした。また大貫さんにお手伝いいただいての講座です。やったことを大貫さんが送ってくれましたので、まとめておきますね。

すみません。これは昨日の受講生の皆さまのためのブログです。

●話
・「こと」と「もの」(2)
 「あたしって気にしないタイプだから」とかいう話・・。

・ここでやったことはどうぞご自由にお使い下さい、という話
後生可畏
述而不作
 術という漢字や道という漢字の説明もしました

・「徳」の話

●ワーク
・胸郭ワーク
  前への呼吸
  後ろへの呼吸
  横への呼吸

・足裏の探求

・γ(ガンマ)タッチの練習
 肩で

・γタッチで足首をゆるめる

・トラッキング

・足裏呼吸(基本)

以上です。

いかがでしょうか。覚えていらっしゃいますか。

 安田

昨日の朝日カルチャーセンター

昨日(土曜日)は朝日カルチャーセンター(新宿)でのクラスがありました。

テーマは「コア感覚を育てる身体技法」です。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。

どんなことをしようか、ということは、さまざま用意はしていくのですが、それはトランプのカードのようないっぱい用意していき、その中から何を出すかということはその場でみなさんの雰囲気や、要望によって決めていきます。

ですからレジュメのようなものがないので、ここで昨日やったことをまとめておきますね。

●最初に「コア」とは何だろう、というところから始めました。コアといっても

・体の芯としてのコア(背骨を中心として、その周囲についている筋肉+内転筋)
・丹田のようなコア
「心(シン)」としての概念的なコア

・・の3つがあります。

・・というところから始まったのですが、やっているうちに出る参加者のからのご希望がかなりマニアックなものが多く、思ったよりも時間がかかってしまいました。

●ワークとしては以下のようなことをしました。括弧内はロルフィングのセッションの何回目と関連するか、ということを示してあります。

芯で向きを変える(2)
足裏揉み(2)
足裏呼吸(1、2)
足裏の目で歩行(2、5)

前屈(脳神経システム)

腕ブラ(菱形筋)(3)
仙骨ゆるめ(うつ伏せで呼吸をして)(6)
梨状筋ゆるめ(うつぶせで手技を使い)(6)
腰方形筋ゆるめ(横向きで)(3)

足ブラ(大腰筋)(5)
背中触れ大腰筋歩行(5)

摺り足(コアによる歩行)(4、5、6)
盲目歩行

●話は次のような話をしました
3つのコア
モノとコト
「歩く」と「走る」
「大」「立」「王」と呼吸
「こころ」「思ひ」「心(シン)」

以上です



このテーマ(コア感覚)での講座も、もう何度も行なっていますが、毎回毎回、参加される方がコアな方になってきて、セッション自体がなかなか濃くなってきます。上のワーク一覧を見ると、第4セッション(内側)と第7セッション(頭部)がほとんどないのですが、いまにそこら辺もやるようになるかも・・。ここら辺はかなり濃いワークになります。

そうなると4時間でも足りませんね。

月曜日は、朝日カルチャーセンター(新宿)で『ロルフィング』のクラスです。呼吸の続きから行いますが、こちらでは第4や第7の濃いワークもします。

  安田
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