先日のオーストリア公演の最後の夜。

ハル・イン・チロルでの舞台が22:10時に修了。で、準備ができたらすぐ出発という話だったのですが、来るはずのバスが来ず、そのまま23:30まで待機。やっと来たバスに揺られてミュンヘンへ。

オーストリア→ミュンヘンというと、ヒトラーのオーストリア侵攻を思い出す。あれはワルシャワだったけど。

ミュンヘンのホテル到着は02:10。

「今日は二人部屋です」という話と「04:40に起床!」との連絡を受け、部屋に行く。部屋はなんとダブル。

26

男2人でダブルベッドはちょっとなあ。

これをアレンジしたのはアムステルダムのプロデューサー。ヨーロッパの人って同性同士でのダブルって平気なのかなあ。

同室の人とも、「若いときならいざ知らず、この年になって、この待遇はねえ」と悲しむ。僕の方が(ほんのちょっと)若いので、自己申告でクッションを床に敷いて寝ることにする。

25

石の床は冷たい。氷の上に寝ているみたい。クッション一枚ではキツイ。でも、奥の細道の旅よりは格段にいいしね。

芭蕉の「蚤虱(のみしらみ)馬の尿(しと)する枕もと」などを思い出して横になるも、寒くて眠れず、04:00には諦める。

が、ベッドでゆっくり寝ていたら2時間ちょっとの仮眠はきつかったかも。元気な目覚めでバスに乗り込む。

そんなミュンヘンの夜でした。

◆◆◆◆◆

そうそう。Twitterにも書いたのですがブリティッシュ・エアーのロンドン→日本間のビデオプログラムで英独のサッカーの歴史があって、ボビー・チャールトンやベッケンバウアー、ゲルト・ミュラーなどの雄姿を見る。

ボビー・チャールトンってシュートがすごいってイメージがあったけど、ドリブルを含めてボールの扱いも異常にすごい。それとゲルト・ミュラーの突っ立ったまま腰をぐわん!と捻っての無理矢理シュート。信じられないパワー!

当時のサッカーって個人技がすごい。しかも泥臭い。いいなあ。

ジョージ・ベストも見たかったけど英独のワールドカップの映像が中心だったので、出ていませんでした。

当時のプレイをロルファーの目で見直してみると、すごく面白いかもと思った。