『言語』(大修館書店)で1年間に渡り「神話する身体」というテーマで連載をしてきました。先日、最終回分の原稿を送り、校正もすみ、終了しました。

連載は大変だったけど、このおかげで本居宣長が大好きになったのと、『古事記』も『日本書紀』も真面目に読みました。賀茂真淵や平田篤胤なんかも名前しか知らなかったけど、いくつか読みました。これまた面白い!

平田篤胤とかは現代ではナンチャッテ的な扱いを受けていますが、すごく面白い。賀茂真淵もすごい。高校などでもっとここら辺のすごさを教えてほしいなあ。高校の先生、ぜひ読んでみてください。学生時代、原文読んでいたでしょ。それを思い出して。

前回のブログで『論語』は古代文字に直して読むと書きましたが、『古事記』はなんといっても祝詞のマネをして読む!です。

朝、写経と大祓を奏していますが(神仏混交!)、それにときどき『古事記』も入ります。あ、横には聖書と、そしてデ・メロ神父の本が数冊。神仏混交どろこではなくメチャクチャ。こうなるとすべての宗教の人から嫌われるかも知れない。でも、日本の神道、インドの仏教、中国の論語とすべて受け入れ、それを混交する。それが日本流です。

『古事記』も『論語』も身体的な語が多いということでは共通していて、シンクロする部分がとても多くて、楽しくも不思議な一年でした。

得がたい機会を与えていただきました。