ドバイ空港のお店

今日はこれからリハーサルです。

能では申し合わせといって一度ざっと通すことはあっても、リハーサルというものはありません。今回はテレビ取材も兼ねるもので、リハーサルというよりもデモンストレーションです。

さて、話は昨日のことに戻ります。

昨日のは飛行機の中で書いたので、固い文体でした・・。

dubaiで、ドバイの空港は朝5時すぎに着いたのですが、お店もかなりやっていました。砂漠の国は降りたことがないのですが、さすがドバイでアラビアンナイトっぽいものがたくさん売ってました。

ときどきアラビアンナイトの語りもするので小道具用に燭台を四つ買って行こうかなどとは思うのですが、こういうのって帰国してから後悔するんだよな。どっちみに行きに買うことはないので、ゆっくり考えよう。

ドバイからサンパウロへ

朝早くにドバイの空港に着き、端から端までがとても長い空港。トランジットに6時間ある。カフェでコーヒーとクロワッサンを食べながら、本を読んだり、原稿を書いたりする。

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現地(ドバイ)時間10時発のサンパウロ行きに乗る。今度のフライトは14時間40分の予定。こりゃあ長い。アフリカ大陸を横断して、大西洋を渡り、赤道を越えてサンパウロに行く。

乗る前は気が重かったが、乗ってしまえば案外楽しい。気がついたら6時間経っていた。アフリカ大陸もそろそろ終わり、大西洋に入ればすぐに赤道だ。

『海辺のカフカ(上)』はトランジットの間に読んでしまい、下巻は預けたトランクの中なので、いま書いている書籍用に持ってきた『論語』と、雑誌「言語」連載用に持ってきた『古事記』を読む。機上で倭建や神武の旅を読むと東京で読んでいるときとはちょっと違う。

倭建や神武の旅と今している自分の旅行とが重なる。なんてこというと倭建や神武に怒られそうだが、それでも東京で読んでいるよりも旅の実感を感じる。

『論語』を読みながら孔子の旅にも思いを馳せる。

旅をしながら旅の物語を読む。しかも古典がいい。これはなかなか贅沢な読書法だ。

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先史時代の人間が非常によい保存状態で山中で発見され、アイスマンと名づけられた。胃の内容物から、彼は傷を負いながらも、その住居からはるばる旅をしてその山中に至ったと推測されている。

人は本能的に旅をしたいのだろう。旅というと限定されるので言い換えると、人は本能的に動きたい、あるいは歩きたいのだろう。

脳は変化にのみ反応するという。脳にとって変化が快感ならば、「一所懸命」というのは人の本能に反する。やはり能の旅僧のように「一所不住」というのが自然だ。

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先日、バスに乗っていたら後ろの座席にワーワー騒ぐ女の子と、そのお父さんが座っていた。女の子といっても、そんなに小さい子ではない。お父さんと話をした。娘さんは何かの障害があって、そうなんだという。アメリカにまで治療に行ったがダメだったそうだ。

彼女はバスが走っている間は静かで、止まると騒ぐ。「動いているのが好きなんです」とお父さんは言う。彼女のように本能的であればあるほど、自然の欲求がそのまま出るのだろう。

が、止まっていても静かなときがある。お父さんにそれを指摘したら、あ、本当だ、という。彼女の視線の先を追ってみる。と、そこに動くものがあった。次に止まったときに、動くものを探して、お父さんに彼女をそちらに向けてもらうと静かになった。

自分が動けない場合、動くものを見ることでその欲求は満たされるのだろうか。目と身は日本語では語源が同じだともいう。目は身体の欲求を代わり得る。むろん、全部じゃないけどね。一時的レスキュー。

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私たちは普段、無理やり定住させられてしまっている。一所懸命を求められる。変化も少ない。かといって自分が変化するのはイヤだ。だから映画やテレビドラマを見たり、ワイドショーを見たり、他人の不幸を喜んだりするのだろうか。

変化を求める脳の欲求は歪んだ形で解決を求めている。

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なんて考えているうちにサンパウロに着いた。ホテルに着いたのは夜の10時過ぎ。ちょうど12時間の時差なので、日本時間は朝の10時。

着いた途端にレセプション。早く寝たい。

てなこと言いながら、これをアップロードしてから寝ます。

 安田

関空からドバイへ

今回のブラジルはドバイ経由です。航空会社はエミネイツ(Eminates)航空です。

羽田(19:55)→関空(約21時に到着)
関空(23:15)→ドバイへ

エコノミーですが席は快適。二人席で隣がいないので楽チン。

羽田→ドバイは9時間45分の予定とのこと。事前に調べていた11時間に比べれば、これまた楽。

月を右手に見ての離陸。月に近づく。月の光が遠くの海に映っていると思ったら、翼に映った月影だった。と気づいた瞬間に月は翼の下に隠れ、機は漆黒の闇の中を中空に上がっていった。

離陸してほどなく軽食が出る。それを食べてポルトガル語会話帳の単語のページを眺める。日本語か英語に近いものに○印、想像から理解し得るものに△をつける。AからDまでやったら飽きたのでほかのことをする。

●機内用に用意したもの。

・原稿を書くためのPC。

・資料として論語、古事記(注釈書類はスーツケース)、中庸、中庸新釈(大川周明)

・飽きたときに読むための小説『海辺のカフカ』(村上春樹)彼の長編の中で読んでいたかったもの。主人公が少年だということでなんとなく避けていた。

・iPodクラシック。いろいろな音楽が入っている。

・今回は特に三波春夫のリサイタルの映像を入れてきた。が、まだこれはPCの中。あとでiPod用に変換する必要がある。これは放課後に謡を教えている臨川小学校の演劇発表会のアイディアつくりのため。

・講談「小猿七之助」「勝海舟」「白隠」などなど

・「小猿七之助」は談志のも入れてきた

夜のフライトなので眠ろうと思い、『海辺のカフカ』を読みながら眠る。多分、1時くらいには寝たんじゃないかな。目を覚ましたのは7時半くらい(日本時間)。なんだ、いつもより長く寝ている。

目覚めはすっきり。朝食が出る。が、外は暗い。もうすぐ着陸だとのこと。あっという間だった。『海辺のカフカ』は<上>をほとんど読んだ。

 安田

ブラジルに行ってきます

今日からブラジル公演です。帰国は7月8日の予定。

羽田から関空に飛び、それからエミネイツ(eminaites)航空でドバイへ。ドバイで6時間のトランジットがあって、サンパウロに向かいます。どのくらいかかることやら。今から気が重い。しかもエコノミーです!

インターネットがつながったら、途中からも書きます。

そうそう。帰国後、7月11日の夜には今年最初で最後の語りの会をします。怪談が中心の会です。

では、行ってきま〜す。

 安田

長期間の休止、ご迷惑をおかけしました

いやはや、本当に長い間、ブログを休止してしまい、ご迷惑をおかけしました。

実はこのブログは、ドメインの管理をしている会社がlivedoorと契約をしていたものだったのですが、それが4月いっぱいで契約切れで、あとは自分でどうぞ、ということだったのです。で、猶予期間が一ヶ月あって、その間は見れたのですが、あとは契約の更新を自分でしなければなりませんでした。

・・が、その方法がよくわからず、また舞台も忙しかったためにそちらに手が廻らず、本当に失礼しました。

やっといま終了!

この間にもいろいろなことがあったのですが、まあ、それはまたぼちぼち。・・なんてやっている間もなく、日々いろいろなことが起こります。

いま書いている『論語』の本ですが、実は大幅に書き直しをしています。ちょっとマニアックになりすぎたので、「一般書」を目指して書き直し中です。

 安田

ご無沙汰してしまいました

一週間以上もご無沙汰してしまいました。

ちょうどさまざまなことが重なっていて、こちらに手が回りませんでした。その最大はネットが使えなくなったこと。移転をしたら光の工事が手間取り、全く使えなくなってしまいました。

やっと復帰!

・・でも、まだワイヤレスが使えない・・・。

今日、明日と少しずつたまった分を書いていきます。

『論語』の本も順調です。

 安田

未詳倶楽部レポート(5)甲骨文(2)

甲骨文の続きです。昨日のものだけだと、どこまでがひとつの漢字がわからないということもありますので対応した表をつけておきますね。

甲骨一部甲骨一部番号
前回はこの中から数字を見つけてみてくださいということでしたが、わかりましたか。

多分、多くの方が気がつくのがですね。これは数字の「三」です。

┐發錣りましたか。これは「四」です。いまの漢字では「四」というのを使っていますが、この当時はまだ線を四本書いて、数字の「四」を現していました。

さて、もうひとつですが、これは難しい。

の字が数字です。いくつだかわかりますか。ちょっとこれだとわかりにくいですね。甲骨文字は殷の時代ですが、時代をひとつ下って周の時代の金文を見てみましょう。もう少しわかりやすいかも知れません。

まず、これではどうでしょうか。

九02これでもまだわかりにくいかも知れませんが、これでわかった方はすごい!古代文字を読むセンスがありますね。わからなかった方は気にしないでください。当たり前です。

では、もうひとつ。

九03さあ、どうでしょうか。何となくわかりましたか。う〜ん、余計にわかりにくくなってしまったかも。

この字は二画の文字ですが、長い方の右下のぴろぴろ〜んというところを取ってしまい、短い方の下部分を長くすると・・・。

九04そうです。ちょっと不恰好ですが、数字の「九」になります。いかがですか。これなら何となく「九」に見えますか。

白川静氏はこれを「竜蛇の形」としますが、それはどうでしょう?手この曲がった部分を取ってしまった形(←)、これは「手・腕」です。なので、これも「手・腕」に関連する字と見るのが普通のような気がします。

・・なので、これは「腕を曲げた形」だという説に従うことにします。

「五」以上(現代では「四」以上)は数字の形をそのまま使わずに仮借を使います。文字ができる前から「九」を現す音(キュウ)はあって、それと同じような音を現す漢字を借りました。

でも、曲げる=「窮」で、まさに窮まる数としての「九」です。ちなみに同音の「究」の中には数字の「九」が入っています。

今回は数字「三」「四」「九」を見ていきました。次は数字以外の文字について見ていきましょう。

 安田

未詳倶楽部レポート(4)甲骨文(1)

久しぶりの未詳倶楽部レポートです。

未詳倶楽部では甲骨文も読みました。読んだのは以下のものです。

甲骨全体全体はこれです。鹿の肩甲骨です。昨日の朝日カルチャーセンターでも参加の皆さんでお互いの肩甲骨に触れ合いましたが、これは鹿。甲骨文は鹿の肩甲骨や亀の甲羅に刻まれています。本当はもっと大きくてB4くらいです。

松岡さんがホストをされたNHKの番組の内容に合わせて、『小屯南地甲骨』という本の中から、選びました。この中から赤で囲まれた部分を読みました。これでは小さくて見えませんね。

甲骨一部赤い部分を拡大したのがこれです。上から下に読みますが、行としては矢印のように左から右に読んでいきます。未詳倶楽部ではもう少し大きくして皆さんに渡し、最初はトレースしていただきました。「読む」という行為は、このごろ目しか使わないことが多いのですが、ちょっと前までは声も使っていたし、手も使っていた。身体を使って「読む」という行為をすると見えるものが違ってきます。

この読み方についてはおいおい書いていきますが、ブログをごらんの方もよろしければA4くらいに拡大してトレースしてみてください。

ちなみにこれは昔の漢字で書かれています。わかる漢字がありますか。ちなみに数字が3つあります。多分ふたつはわかると思うのですが。

続きはまた。

 安田

4/8の新宿朝日カルチャーセンター

いやはや、とってもバタバタしていてブログへの投稿ができていませんでした。申し訳ございません。

さて、月曜日は新宿で朝日カルチャーセンターがありました。始めての講座で「メンタルタフネス」です。二回の講座で、今回は導入。ふだんのロルフィングの講座の呼吸の部分を中心に行いました。

内容は以下です。

●武士の話
江戸時代、能は武士のためのものになっていた。

●堂入りの話

●和の呼吸の前に、まずは西洋的なアプローチを
体がガチガチでは腹式呼吸もできない。まずは体をゆるめることが大切。

●呼吸のメカニズムと背中に呼吸を入れる
胸郭の動きの話を(大貫さんが)し、それからペアで背中に呼吸が入っているかどうかを確認しました。

●腕ぶら
菱形筋をゆるめるための腕ブラです。前屈のような姿で気楽にブラブラ振っていると菱形筋がリラックスしてきます。
→このあと背中の呼吸をもう一度確認。

●小胸筋ワーク
仰向けになって小胸筋を緩めました。
1.小胸筋を押さえて腕を動かす
  受動的な動きを創出するために施術する人が腕を動かす
2.肩甲骨を下から支え、上からは小胸筋を押さえ、自分で腕を動かしてもらう
3.肩甲骨の下の手はそのままで、もうひとつの手で上から静かに押さえる。

●徳目の話
徳目はみな人間の「不自然」な感情だという話でした。だからこそ意味がある。

●コミと声の練習
お腹に「ん!」と力を込めます。

●とかくこの世は生きづらい話

★今日は横浜の朝日カルチャーセンター。いま近くのカフェでこれを書いています。

 安田

ちょっとバタバタ

この数日、舞台があったり、箱根に行ったり、ロルフィングをしたり、朝日カルチャーセンターがあったりと何かと忙しく、ゆっくりとブログが書けません。

・・・というのは言い訳で、本当は、非常に大切な原稿をひとつ書き忘れていて、焦って書いているからなのです。依頼されたときにアイディアがパッと浮かんで、それをメモしたので、もう書いた気になっていて忘れていました。

本当に忘れっぽくて、これが長所として出ることもあるのですが、大概は問題を引き起こします。傘なんかは一ヶ月もったことがない。

そうそう。去年と今年でお財布は三度失くしました。クレジットカードもキャッシュカードも、むろん現金も入っていました。・・が、三度とも出てきました。警察から連絡があって取りに行ったのですが、拾ってくれた方は名前も残してくれなかったためにお礼もできていません。

「よく出てくるね」と友人たちから関心されます(が、その前に呆れられていますが)。

とはいえ、舞台での台詞は忘れないようがんばっているし、舞台の装束も電車で置き忘れたことはないので、まあただの気の緩みですが(出演料は何度か失くしたことあり!)。

何かひとつのことをしていると他のことに気が回らなくなります。千葉の方の京葉線のホームで電車を待っていたときに本を読んでいたのですが、目の前を何台も電車が止まったのに気づかず、一時間くらい本を読み続けていたことがあります。

「何で電車が来ないんだよ」と思ったのですが、自分が気づかなかっただけでした。

こうなると性格というよりも、もっと基本的なところに問題があるとしか思えません。気質ではなく器質に問題がある!

でも、この器質の問題が今の自分を創っているに違いないわけで、まあそれならお財布失くすくらい仕方ないかなと思っています。で、仕方ないかなと思っているから多分出てくるんじゃないかなとも思っています。思っているだけですが・・・。

なんてことを書いているヒマがあったら原稿を書け!と自分に言い聞かせて、これから書きま〜す。

未詳倶楽部レポートも途中ですみません。

このレポートは、次回はその中で読んだ甲骨文を紹介しようと思っているのですが、ひょっとしたらそれはブログよりもホームページ化した方が読みやすいかも知れないな、などとも思っています。

というわけで今日は失礼します。

 安田
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